2011年3月24日木曜日

三角点を巡るのだ(予定)

新年度から趣味にしたいのが、三角点ハンター。

三角点というのは、三角測量に用いる際に経度・緯度・標高の基準になる点のこと。詳細はwikipedia-三角点をご覧ください。

要するに、三角点を自分の足で訪れて回るという、アウトドアなんだかインドアなんだか分からないような、かなりマニアック趣味だ。アウトドア的要素としても、案外侮れない。一等~四等まである三角点のうち最重要な一等三角点だけを踏破するとしても、日本全国の著名な山を登らなければならない。百名山どころではない。こうなると、殆ど登山である。そんなことは自分には、体力も財力も度胸もない。せいぜい、「趣味は、えーと、ハイキングです……」とかろうじて言える程度の山歩きで行ける範囲が限界だろう。だいたいが、まともな登山などしたことがない。小学校の遠足とか、サッカークラブの夏合宿で菅平に行ったくらい。インドア的にはGPSが大事とか、細々した記録が楽しいとか。

なんでただの散歩やハイキングでなく三角点なのかというと、別に山に行かなくても都市部でもあちこちにあるから、入門の敷居が低くモチベーションも保てそうだから。徐々に低地で馴らしてから高地に挑むみたいな感じ。そのうち難しいところに行きたくなったら色々考えればいい。それと、iPhoneのGPSが活用できるのが楽しい。目的と手段が逆転しているような気がするけど、せっかく使えるGPSを役立てたいのだ。他には健康に良いだろうとか、ついでに写真も撮れるとか、マニアックな趣味も面白いとか、まあ色々。

自分が住んでるあたりは今でも雪で歩道が埋まっているところが少なくないので、当然地面に埋設してある三角点など見えるはずもない。したがって、行きたくても4月中旬くらいにならないと見られない。だから、部活動は新年度からということにして、今はWebで情報を集めたり、文献を読んだりしてる。どうやら必読らしい『改訂 一等三角点の全て』と『劔岳<点の記>』は読んだので、あとはWebでもう少し調査かな。あ、iPhoneアプリの「三角点マップ」はインストールしました。

難点は、ウチの車では山に入っていけないこと。まあ仕方ない。このために車を変えるというのも無理だし。

というわけで、例年よりも春が楽しみなのでした。
先達の経験を聞いたり、同好の士を募ったりしたいものです。


2011年3月6日日曜日

青空文庫+iDict++広辞苑

iPhoneで青空文庫を読むようになってから、欲しかったのが辞書との連携。
青空文庫アプリは「豊平文庫」を使っているんだけど、これはiDict+というEPWING辞書アプリと連携できる。つまりEPWING規格の辞書ファイルなら何でも使える。有料アプリにはなるべく手を出さない方針でいるんだけど、これは我慢できずに購入。というか豊平文庫も有料なんだけどね。
こうなると辞書も入手しないと無意味になる。幸いヤフオクで広辞苑第五版のCD-ROMが500円で売っていたので落札。それが今日届いたので、早速セットアップした。

普通にCD-ROMのインストーラから広辞苑をHDDに入れると、テキストしかインストールされない(画像などはCD-ROMからの表示が前提)。しかし辞書のテキスト自体には画像へのリンクがあって、しかも画像がないからみっともないことこの上ない。

調べてみたところ、案の定この問題を解決した先達がおられた。
iPhoneで各種辞書をオフラインで使う EPWING編
WinEBZip
上記の方法で、無事に画像も含めてiPhone上のiDict+で認識出来るようになった。もちろん豊平文庫との連携もOK。すばらしい!(`・ω・´)

……しかし問題が一つ。一緒にCD-ROMに収録されていた(そして不必要な)「現代用語の基礎知識2002」まで一緒にEPWINGにまとめられてしまった。見なければいいのだけど、容量を無駄に消費してるのはなんとなく気持ち悪い。うーむ。

2011年3月1日火曜日

今日の読書『クリトン』『R.U.R.』

プラトン『クリトン
カレル・チャペック『R.U.R.
ともに青空文庫に収録。

『クリトン』:
(´;ω;`)<頼むよ、脱獄しようよ。君を死なせたくないんだ。
(#゚Д゚)<ならばオレを説得してみろ!おれは「善」を裏切りたくはない。
(´・ω・`)<かくかくしかじか
( ゚Д゚)y─┛~~<そんな理由では脱獄が「善」であるとは証明できんな。
だいたいこんな話。
死を恐れず善をまっとうする、といえば聞こえがいいが、命を賭けたアマノジャクとも言えるw
読みやすかったから、プラトンの入門にもいいのかな。

『R.U.R.』
ご存知ロボット(という言葉を小説で初めて用いた)の元祖。戯曲。
全体として皮肉な、斜に構えた雰囲気で、結構根源的なことをさらっと言う。
結局、みんな人間が好きだったんだね。アプローチや人間観が違うだけ。

ブクログで青空文庫が登録出来ればいいのになー。